【公開】フィリピン現地採用 1か月の給料と生活費

フィリピンで働きたいけど、給料ってどれくらいもらえるの?
1か月5万円で住めるって聞いたけど本当?
フィリピンに住みたいけど、貯金ができるか不安

初めて海外やフィリピンに移住、転職しようという方にとって、現地の所得水準や物価は最も気になることの1つだと思います。ぼくはマニラの日本企業で現地採用として働いて1年半が経ちました。1か月の給料は手取りで24万円。1人暮らしをしていますが、1か月の生活費は18万円程度です。所得は日本で働いている時よりも減りましたが、自由に使えるお金は増え、貯金できる額も増えました。

この記事を読んで分かること
・フィリピン現地採用の1か月給与相場

・フィリピン1か月の生活費
・フィリピン生活で節約する方法

フィリピン現地採用の給料、生活費の明細

僕は1か月の給料が手取りで24万円、生活費が18万円かかっています。こちらがぼくの生活費の明細と、フィリピンで日本人が現地採用として働いた場合の収入、生活費のレンジです。

フィリピンのマニラのなかでも物価が高いBGCというエリアに住んでいるため、家賃と食費がとくに高い傾向にあります。収入と支出、それぞれの項目を説明していきます。

給料:24万円

ぼくは日本メーカーでマネージャーのポジションで雇われています。1か月の給料は手取りで24万円。額面では約29万円なので、20%弱の所得税が課税されています。フィリピンでは給料が月に2回振り込まれます。こちらが半月分の給与明細。左側の赤枠で囲った部分がいわゆる額面。右側が手取りです。

フィリピンでは法律で、雇用主が13か月目(+1か月分)の給料を従業員に払うことが決められています。現在ぼくが働いている会社では会社業績によって1〜3か月の月収分のボーナスが出ます。それらを加味すると、月収×14〜17か月分が年収になります。

フィリピンでの主なジョブポジションと月収例

フィリピン現地採用の主なポジションと月収例を紹介します。

月給(額面) 都市 ポジション
コールセンター 16万円 セブ スタッフ
保険代理店営業 22万円 マニラ アシスタントマネージャー
英会話スクール 22万円 セブ マネージャー
電機メーカー 20万円 マニラ 営業スタッフ

こちらは例ですが、日本人の求人はマニラとセブに集中しています。マニラの求人の給与はセブより高いです。理由は主に3つあります。1つはマニラの方がセブより物価が高いこと。2つめに、マニラの求人はマネジメントもできる日本人を求めている場合があること。最後に、マニラの求人に日本の大企業も多いこと、です。

マニラに多い業種:
建設会社、製造業の販売会社と工場、商社、コンサルティングなど。
セブに多い業種:
英会話スクール、コールセンター、ソフトウェア開発、WEBマーケティングなど。

1か月の生活費:18万円

日本と同様、住む場所と外食や飲み会の頻度などによって、フィリピンでの生活費も変動します。ぼくは家賃の高いエリアに住んでおり、外食の頻度も多いため、生活費はフィリピン在住者のなかでも高い方だと思います。

1か月5万円生活は難しい

ブログやYouTubeなどで、東南アジアで1か月5万円生活が取り上げられていますが、ぼくは難しいと思っています。

フィリピンのなかでも地方に住み、フィリピン人に近い食生活をすれば可能かもしれません。しかし、マニラやセブで働いてその生活費に抑えることはできないと思います。

それでも、フィリピンは、タイやマレーシア、インドネシアなどの東南アジアと比較しても物価がやや低いです。

家賃:80,000円

フィリピンのコンドミニアム

こちらは私が現在住んでいる部屋の写真です。

マニラで家賃8万円はやや高いです。しかし、ここに写っている家具やドラム式洗濯機、冷蔵庫、テレビ、電子レンジなどの家電付の金額です。

コンドミニアムには、ジムとプールがついているところが多いです。それらを考慮すると日本よりずっと安く、高い生活満足度が得られると思います。

セブ、マニラの家賃相場は4〜10万円

セブ、マニラの家賃相場は4〜10万円程度です。

フィリピンでは、入居前に家賃2か月分をデポジットとして預ける場合が多いです。部屋に危害を加えない限り、ほとんどのお金は返ってきます。私が以前借りた部屋では、クリーニング代の8,000円を除いて返ってきました。

エージェントを介す場合、エージェントに追加でお金を払う必要はありません。多くの場合、家賃の1か月分がオーナーからエージェントへの報酬となっているようです。

家賃を下げるコツ
・エージェントを介さずオーナーと直接交渉する
・金銭的余裕があれば、一括払いする
・いらない家具や家電があれば、伝える

食費:60,000円

こちらが月6万円の食費の内訳です。ランチはほぼ毎日外食、夜は自炊をしています。外食でも自炊でも日本食を食べることが多いです。1日に1〜2回カフェに行くため、そのお金もかかっています。

こちらが、ぼくがよく買うものの価格表です。

マニラ🇵🇭 東京🇯🇵
ミネラルウォーター(500ml) 44円 100円
ビール(330ml) 90円 220円
Starbucks トールラテ 275円 380円
ビックマック 290円 390円
ラーメン 800円 800円
海鮮丼 1,500円 1,000〜3,000円
居酒屋で飲むビール 200〜400円 550円

日本食のアクセスは良いが割高

マニラやセブでは、食べられないものがないほど、日本食が豊富です。食料雑貨店では刺身や納豆、日本のお菓子を買うこともできます。日本食レストランも、寿司、焼肉、定食、お好み焼きなど、ほとんどの選択肢があります。

フィリピンローカルのレストランは格安なところも多いです。マニラのビジネス街であるBGCやマカティなどでは見つけることが難しいですが、1食100円程度でご飯とおかず2品を買うこともできます。ぼくがセブにいたときはそうした食事をとっていました。

食費を節約するには
・ローカルのレストランで食事をする
・スーパーで食料品を買い、自炊する
・日本への一時帰国の際に調味料など買い込む

交際費:15,000円

日本での生活と比較して、ぼくの支出が最も減った項目です。
日本では会社の飲み会に月に3〜4万円程度お金を使っていましたが、フィリピンに来てから減りました。フィリピン人もお酒を飲みますが、日本の会社のように歓迎会や送別会、期末にお酒を飲むことは少ないです。
日本人の滞在者には、休日にゴルフを楽しむ方も多いです。コースにもよりますが、1回3,000〜5,000円程度が相場になっており、日本でプレーするよりずっと安いです。

水道光熱費:3,000

フィリピンの電気代はアジアで最も高いと言われています。1kwhあたりの基本料金は、約24〜25円。 日本が約21〜22円なので、その高さが分かると思います。日本のように四季がなく、年中暑いです。暖房は必要になりませんが、冷房は年中必要になります。

一方の水道代はとても安いです。月に100〜200円程度しかかかっていません。節水をしているわけでもなく、この程度の金額です。

フィリピンのコンドミニアムの多くでは、ガスがありません。代わりに、IHコンロを使うことが多いです。

通信費は7,000円

私はインターネットの固定回線に4,000円、スマホの通信料金に2,000円払っています。

固定回線は回線スピードこそやや遅いものの、データ容量は無制限。スマホは1か月で15GB、通話は都度課金で2,000円程度です。

フィリピンのインターネットが遅いことは、「フィリピン移住のデメリット」でも解説しました。現在私は30Mbpsで月4,000円払っていますが、20Mbpsで約3,700円、100Mbpsで6,300円のプランもあります。

交通費:1,000円

私はe-bikeで行動することが多く、交通費は月1,000円程度です。e-bikeはマニラに来てから約40,000円で買いました。フィリピンの道で整っている場所は限られますが、短い移動にはおすすめです。

マニラの日本企業、とくに営業職に就く方は、会社がドライバーと車を用意してくれる会社も多いです。

フィリピンでの移動はGrab

フィリピンではGrabという、東南アジア版のUberで移動することが一般的です。初乗り約90円、5〜10km移動しても1,000円以内に収まることがほとんどです。タクシーでも同程度の料金ですが、Grabはレビュー制度をとっており、タクシーのようにぼったくりに遭う可能性がとても低いです。

マニラでは鉄道も走っています。が、マレーシアのクアラルンプールやタイのバンコクのように発達していません。地下鉄の開通に向けたプロジェクトが始まっていますが、2025年に完成予定です。

とにかく節約したいならジプニー、Angkas

フィリピンの移動手段には乗り合いバスのようなジプニー、バイクタクシーのAngkas(アンカス)があります。

AngkasはGrabのバイク版で、アプリで呼び出し、クレジットカードで支払いが可能です。Grabの半額〜1/3程度の料金。渋滞のひどいマニラやセブで、早く移動したい場面に向いています。

ジプニーは、乗降場所に関係なく、1回7〜10ペソ。日本のバスのようにバス停や路線が明示されていないので、慣れた場所でないと使いづらいですが、とにかく安いです。

日用品その他雑費:13,000円

ぼくは衣服に月5,000円程度、NetflixやYouTube Premiumなどのサブスクリプションに3,000円程度、その他本や雑貨に5,000円程度使っています。

フィリピンにもユニクロ、Gap, NIKE, adidas, ZARAなどが進出しており、ぼくはこれらのお店で衣服を買うことが多いです。関税の関係で、日本より10〜20%程度高い感覚です。免税がきくので、こうした衣類は日本帰国時に買うことが多いです。

フィリピン生活を充実させるのはやっぱり旅行

このところのコロナウイルスによってできていませんが、フィリピンでの生活を充実させるのは、やはり旅行です。日本の国内旅行と比較してもホテル代、航空券代が安く、現地でかかるお金がとりわけ安いと感じています。3〜4万円で、きれいなビーチへの2泊3日の旅が楽しめます。

日本への往復航空券は3〜5万円

今回の明細に入れてませんが、フィリピン〜日本の往復航空券は3〜5万円です。

片道3〜4時間で帰って戻れるのが、フィリピンの良さです。年間の航空券を見ていると9〜11月がとくに安い傾向があり、安いチケットは2万円台で往復できることもあります。

医療にかかるお金

支出でもう1つ気になるのが、もしもの時の医療費だと思います。

日本企業を含め、フィリピンにある多くの企業はHMO型保険という、グループ保険を提供しています。HMO型保険にはいくつかのサービスがありますが、ぼくの会社ではMedi Cardというものに加入しています。

保険が適用される病気、金額、家族も適用されるかどうかは、会社とHMO型保険の契約によって異なります。私の会社の場合、1つの病気につき年間で最大22万円まで、従業員のみで、家族には適用されない保険になっています。また、病院によって提携しているしていないがあり、大きな私立病院だとしていない場合が多いです。

クレジットカード付帯の旅行保険を使うという手も

私はフィリピンに来て2年が経ちますが、高熱で1度病院に行ったことがあります。このときは、Medi Cardと提携していない病院でしたが、クレジットカード付帯の旅行保険でカバーされる病院でした。クレジットカード会社にもよりますが、日本から渡航後3か月以内であれば医療費カバーされるケースがあります。

旅行保険の補償範囲と条件はクレジットカードごとに異なりますので、事前の確認をおすすめします。

まとめ

フィリピン現地採用の収入、生活費を説明してきました。

ぼくはフィリピンで収入が減りましたが、支出も減り、むしろ自由に使えるお金、貯金は増えました。海外で生活すること、働くことに不安のある方はいるかもしれませんが、日本で働いていてつまらない、なにか挑戦がしたい、と感じている方には、ぜひフィリピンやアジアで働くことをおすすめしたいです。

参考>> 【2021年版】フィリピンの仕事が見つかる転職エージェント10選