フィリピンや海外で働く英語力を身につけるにはどうしたら良い?
海外就職、海外転職をしたいけれど、英語力に不安がある。その前にもっと英語を磨きたい、そう思っている方も多いと思います。日本国内で仕事をしながら英語を学ぶには、オンライン英会話やスマホのアプリを使った勉強をおすすめします。一方、1週間程度のまとまった休みがとれるのであれば、その効果の高さから、フィリピン留学をおすすめしたいです。
ぼくはインドとフィリピン、海外で3年以上仕事をしています。過去にはオーストラリア、カナダ、フィリピンで語学留学をしました。その経験から、日本人が海外で働く英語を磨く上で、フィリピン留学が最もコストパフォーマンスの良い方法だと考えています。
この記事では、これから海外転職前に英語を学びたいという方に向けて、フィリピン留学をおすすめする理由、おすすめの語学学校を紹介します。
この記事を読んで分かること
・フィリピン留学をおすすめする理由
・フィリピン留学でおすすめの語学学校
・フィリピン留学をおすすめしない人
*本記事にはプロモーションを含みます。
海外就職で必要とされる英語力は?
フィリピン留学の説明をする前に、海外就職で必要となる英語力を国ごと、職種ごとで見てみましょう。
国別の必要な英語力
ここでは、フィリピンをはじめとしたアジア就職に必要な英語力を紹介します。
国・地域 | 必要な英語力 |
フィリピン🇵🇭 , タイ🇹🇭 , ベトナム🇻🇳 | TOEIC 600点 |
マレーシア🇲🇾 | TOEIC 700点 |
シンガポール🇸🇬 , 香港🇭🇰 | TOEIC 800点 |
こちらは、ぼくが転職エージェントとの面談、各国の求人募集から考える必要な英語力です。英語圏の国々であれば、より高い英語力が必要とされます。ただ、アジアの国々では、そこまで高くない英語力でも就職し、働くことができると思います。
香港やシンガポールでは、より高度な人材が求められる傾向があります。経済発展がより進んでいることもありますし、香港やシンガポールの会社がグループのアジア、東南アジアの統括機能をもつ場合もあります。対して、フィリピン、タイ、ベトナムなどは、比較的低い英語力でも就職、働くことができます。
職種別の必要な英語力
職種とポジションによっても必要とされる英語力が異なります。ここではいくつかの職種に一般的に必要とされる英語力を紹介します。
職種・ポジション | 必要な英語力 |
コールセンタースタッフ | TOEIC 500点 |
日系企業向けの営業 | TOEIC 600点 |
語学学校スタッフ | TOEIC 600点 |
マーケティングマネージャー | TOEIC 800点 |
参考記事>>フィリピン就職に必要な英語力は?海外で働いて3年の僕が説明します
フィリピン留学をおすすめする理由
海外で働くことを見据えて英語を学ぶ上で、留学が良い理由、なかでもフィリピン留学が良い理由を説明していきます。
英語習得に留学をおすすめする理由
・集中的に英語を学ぶことができる
・海外でモチベーションがより高まる
フィリピン留学をおすすめする理由
・日本から近く1週間の留学も可能
・欧米諸国と比較し、留学費用が安い
・マンツーマンレッスンが主流で集中的に学べる
・フィリピン人のホスピタリティが高く、シャイな日本人に合っている
海外就職や海外移住を見据えてなぜ留学が良いか
集中的に英語を学ぶことができる
留学をすると、日本で英語を学ぶより、英語を学ぶ、英語に触れる時間が長くなります。留学プログラムでは、1日6〜7時間の英語レッスンを受けることができます。さらに、学校の中だけでなく、生活の場面でも英語が必要となり、英語に触れる時間が長くなります。
1日の多くの時間、英語を使うことで、脳が英語に慣れていきます。レストランの注文やホテルでのチェックインなど、実生活で英語を使う場面もあります。
海外でモチベーションがより高まる
短期留学の効用の1つは、英語を学ぶモチベーションが高まることだと思います。海外に行き、学校の内外で英語に触れ、同じように英語を学んでいる人に会うことで、英語を学ぶモチベーションが高まります。1週間であれば、国内で勉強した方が良い、という方もいます。ただ、実際に海外へ行き、英語が生活で必要とされる環境に身を置くことで、帰国後の英語の勉強のモチベーションも高まると思います。
留学のなかでもフィリピン留学をおすすめする理由
日本から近く、1週間の留学も可能
日本の主要都市からフィリピンのマニラ、セブへは飛行機で3〜4時間。日本との時差は1時間です。アメリカ、カナダ、イギリスなど英語留学先として人気が高い国々は、最低でも8時間以上のフライト、日本との時差も大きく、1週間の留学で行くにはハードになります。
フィリピン留学をする3〜4割の方が1週間というデータもあり、忙しい社会人の方でリピートしている方も多いです。
欧米諸国と比較し、留学費用が安い
欧米への留学と比較し、圧倒的に安く留学することができます。フィリピンは物価が安いです。日本からの近さもあり、航空券も安くなります。欧米ではグループレッスン、フィリピンではマンツーマンレッスンという違いもありながらも、欧米への留学と比較し、フィリピン留学はその2/3〜1/3程度の金額で留学ができます。
マンツーマンレッスンが主流で集中的に学べる
フィリピンの多くの語学学校では、マンツーマンレッスンで英語を学ぶことができます。欧米の語学学校では、1クラス5〜15人程度のグループレッスンが主流です。マンツーマンレッスンを提供する学校を探すことは難しく、あっても高額な費用がかかります。
マンツーマンレッスンだと、常に聞く、話す、が求められるので、グループレッスンよりも、より濃密なレッスンを受けることができます。
フィリピン人のホスピタリティが高く、シャイな日本人に合っている
フィリピン人は明るく陽気で、人を楽しませることが好きな人が多いです。聞き取れなかったり、なんと言って良いか分からなかったりしても、優しく楽しく会話を促してくれます。ぼくがフィリピン留学を2か月した時も、1日6〜7時間のレッスンがありながら、フィリピン人講師と楽しく会話することができました。
フィリピン留学にはこうしたメリットがあります。ぼくはオーストラリア、カナダ、フィリピンで英語留学を経験しましたが、フィリピン留学で一番英語が伸びたと感じます。もっと早くフィリピン留学に行っていけば良かった、と思うほどです。
フィリピン留学をおすすめできない人
フィリピン留学は、短期で英語のスピーキング、リスニングを向上させる方法として、最も効果的な方法の1つだと思います。しかし、下記に当てはまる人は、フィリピン留学は向いていないと思います。
東南アジアの衛生環境に耐えられない人
フィリピンの衛生状況は、日本のそれと比べると良くありません。その状況は、タイやマレーシアなど他の東南アジアと同程度です。東南アジアの衛生面に耐えられない、という方にはおすすめできません。
フィリピンのなかでもマニラのBGCやマカティなどのエリアは、フィリピンのなかでも特に発展していて、衛生面もセブやその他の都市より快適に過ごすことができます。フィリピンのなかでも衛生環境が良いエリアに留学したい方におすすめです。
とにかくネイティブ英語をコピーしたいと考えている人
フィリピン人は英語のネイティブスピーカーではありません。日本人と同様、第二言語として、英語を学んでいます。フィリピン人講師が話す英語は、ネイティブスピーカーにも通じる英語ですが、アメリカ人やイギリス人が話すようなスラングや発音とは違います。
一方、外国人とコミュニケーションをとることを目的とし、日本人が学び、習得する英語としては、フィリピン人の英語は良いお手本だと思います。
海外からの留学生との交流を楽しみたいという人
フィリピン語学学校のほとんどは日本人あるいは韓国人向けです。ごく少数、中国やベトナムなど他アジア圏から生徒を受け入れている学校もあります。しかし、日本人経営の語学学校のほとんどの生徒は日本人です。
オーストラリアやカナダ、イギリス、アメリカの語学学校では、ヨーロッパ、中東、南米など、世界の様々な地域から英語を学ぶ生徒が集まっています。そうした国々の人との交流は、フィリピン留学では期待できません。
それでも、同じタイミングで留学する日本人との交流は、新鮮で、刺激になるはずです
フィリピン語学学校選びのポイント
フィリピンには200校を超える英会話スクールがあります。その中から自分に学校を選ぶことは簡単ではありません。ここでは、これまで3度フィリピン留学をしてきたぼくが学校選びのポイントを紹介します。
・都市と学校の立地
・校舎と宿泊施設のクオリティ
・在校生の年齢層
都市と学校の立地
英会話スクールが多くある、フィリピンの各都市の特徴を紹介します。
マニラ | フィリピンの首都。BGCやマカティなどは、シンガポールに匹敵する都会。都会が好きな人におすすめ。フィリピンの日本人求人が集まる場所。将来のフィリピン就職を見据えて選ぶのもあり。 |
セブ | フィリピン第2の都市。多くのモールがあり便利。マニラほど都会ではなく、東南アジアらしい雰囲気を感じられる。マリンスポーツを楽しめる場所がある。 |
バギオ | 高地にあり、年中暑いフィリピンのなかでも、平均気温が20℃程度の涼しい都市。マニラ、セブと比較しても物価が低め。娯楽がほとんどないので、勉強に集中したい人におすすめ。 |
クラーク | アメリカ空軍基地があったことから、現在も多くのアメリカ人が暮らす。経済特区に指定されており、街が整備されてきている。程よくショッピングモールや歓楽街、ゴルフ場などもある。 |
ダバオ | フィリピン第3の都市。娯楽は少ないが、物価は低く、マリンスポーツやゴルフなども楽しみやすい。 |
各都市の特徴は以上の通りです。マニラと言っても、マカティやBGCのような都会にある学校もあれば、治安の悪いエリアにある学校もあります。同様に、リゾート地としてイメージするセブにある学校も、多くはビーチまで2〜3時間もかかるようなエリアにある学校が多いです。入学手続きをする前に確認が必要です。
マニラの留学についてはこちらの記事でまとめています。
参考記事>>【2023年版】マニラ留学の特徴、効果と費用|7校を比較
校舎と宿泊施設のクオリティ
清潔感がある校舎と宿泊施設かどうか。宿泊施設は何人部屋かという点も気になるところです。学校のウェブサイトで校舎や宿泊施設の写真は確認できると思いますが、自分が実際に泊まる部屋の写真はもらった方が良いと思います。
2人部屋、3人部屋などになると、留学費用をさらに抑えることができますが、留学期間が長くなるほど、ストレスが溜まるものです。
在校生の年齢層
学校選びでは、在校生の年齢層も気になるところです。例えば、大学生が多くを占める学校では、毎晩のように生徒がクラブやバーに出掛けることも珍しくありません。私はそうした学校に留学したことはありませんが、社会人となった今となっては、そうした生活が続くと辛いかもしれません。
海外就職を見据える人へおすすめのフィリピン語学学校2選
上記の学校選びのポイントを踏まえ、社会人向け、海外転職を見据えた上で、おすすめできる2つの英会話スクールをご紹介します。どちらの学校も講師の質が高く、社会人の受け入れ実績も多数あるので、最適なカリキュラムを組んで英語学習をサポートしてくれます。
近未来都市マニラBGCの生活体験ができるステップフォワード
首都マニラのBGCという、フィリピンでも最も発展したエリアにある語学学校です。私も以前通い、BGCに住むきっかけとなりました。
【学校の特徴】
・マニラBGCというフィリピンで最も発展したエリアにある
・完全オーダーメイドのカリキュラムを提供
・希望に応じて、学校の外でのフィールドスタディの授業もあり
・居心地が良い宿泊施設
【こんな人におすすめ】
・都会が好き
・落ち着いた環境で勉強がしたい
・衛生環境がとにかく良いところで勉強したい
・マニラで転職活動をしながら英語を学びたい
社会人向けのミライズ
セブにある社会人向けの語学学校です。ぼくが初めてフィリピン留学した、フィリピン留学のコストパフォーマンスの高さに驚かされた学校です。
【学校の特徴】
・社会人向けの語学学校で生徒の9割以上が社会人
・完全オーダーメイドカリキュラムのレッスン
・清潔感の高いレッスンルーム、宿泊施設
・日本校もあり留学前に体験が可能
【こんな人におすすめ】
・東南アジアのがちゃがちゃした雰囲気が好き
・でもきれいで清潔感があるところが良い
・日本人の友だちもつくりたい
・休みの日にマリンスポーツを楽しみたい
・留学費用を抑えたいが、なるべく日本食を食べたい
さいごに
海外転職、海外移住前にフィリピン留学をおすすめする理由とおすすめの学校を解説してきました。英語の習得には長い時間がかかります。ときに集中的に学ぶことが上達につながります。
コロナウイルスの感染拡大により、日本からフィリピンへは渡航できない状況になっています。しかし、この記事でおすすめした学校では「オンライン留学」を提供しています。日本でも外出しづらい状況が続いているので、将来の海外移住、海外転職を見据え、今こそ英語を磨くチャンスだと思います。