【78人に聞いた】英語を話せなくても海外で働ける!働きやすい国と職種を紹介

・英語を話せないけど海外で働いてみたい
・仕事経験がないけど海外で働ける?
・日本の働き方が合わず、海外逃亡したい

海外で働く上で必要な英語力は、働く国と仕事によります。英語が話せない方でも、海外の仕事を見つけて働くことができます。

海外で働いた78人に聞いたアンケートでも、働き始めた時点では「英語で挨拶やお礼が言えた」程度の英語力だった方が15%いました。

この記事は、私が実施したアンケートから、海外で働く人の英語力の実態や英語以外に必要なスキルを紹介します。加えて、英語が話せないけど海外で働きたい方が仕事を見つけやすい国、職種を求人例とともに解説します。自分がどの国でどんな仕事に就けそうかイメージをもつことができるはずです。

私は現在35歳で、インドとフィリピンで計6年働いた経験があります。そうした経験から、この記事を書いています。

この記事の要点
・海外で働く上で必要な英語力は、国と仕事による。英語力がなくても海外の仕事にチャレンジしてきた人が多数いる。
・英語力以外に大事なスキルは「異文化への適応能力」「コミュニケーション能力」「自分で努力、学習する能力」。
・英語が話せなくても海外就職しやすい国はマレーシア、タイ、フィリピンなど。就きやすい職種は営業、コールセンターなど多数あり。

 

目次

【78人に聞いた】海外で働く時点での英語力は?

海外で働く78人に、海外で働き始めた時点での英語力について10段階で選んでもらいました。

「ネイティブに近いレベル」「流暢かつ正確に英語を話せた」と、以前から高い英語力をもっていた方がいらっしゃいます。一方で、「英語で挨拶やお礼が言えた」が15%、「身近なトピックについて会話ができた」が13%と、必ずしも高くない英語力だった方も多いです。

回答が分かれましたが、海外で働く時点で高い英語力を持っている方は一部だと分かっていただけると思います。

 

海外で働く上で英語力は重要?

海外で働いた経験のある78人に「 海外で働く上で、英語力はどの程度重要だと思いますか?」と聞いたところ、「ある程度重要」が47%で最も多く、次が「とても重要」の35%となりました。

以下、その理由として挙げられた回答です。

海外で働く上で英語は「重要」と回答した方の理由
・金融専門職ということで、英語ができないと仕事ができなかったから(アメリカ、金融専門職、40代男性)
・英語力に応じて働ける会社、仕事の幅広さやポジションが大きく左右されると感じたため(ベトナム、教育系企画職、30代女性)
・オーストラリアでまずは英語が話せないと、現地の人と同等に扱ってもらえない空気があったため(オーストラリア、飲食店サービス、20代男性)
・よほど逸脱したスキルがない限り、英語ができないと希望する仕事につけないため(カナダ、医療専門職、50代女性)

海外で働く上で英語は「ある程度重要」と回答した方の理由
・英語は大切だが、それ以上にコミュニケーション能力が大事だから(ベトナム、医療専門職、30代男性)
・仕事上それなりの英語力は必要だが、他方でビジネスの基本は同じ。必要以上に恐れる必要はないから(中国、コンサルティング営業、30代男性)
・単語が通じれば理解してくれる人が多く、英語初心者でも住みやすかったから(マレーシア、アウトソーシングスタッフ、30代女性)
・全く話せないのは無理だが、相手を知ろうとする努力やお互い信頼を高める方が大事(インドネシア、IT通信技術職、50代男性)

海外で働く上で英語は「どちらとも言えない」と回答した方の理由
・働く業種にもよるが、挨拶程度の語学力でなんとかなる。現地の環境で早く覚えられるから(イギリス、観光業スタッフ、40代女性)
・スマホのアプリで翻訳できるから。日常的に使う英語は使ってるうちに覚えてくる(フィリピン、メーカー企画職、40代男性)
・あるに越したことはないが、技術職の場合、専門性である程度カバーできると思う(アメリカ、メーカー技術職、30代男性)

海外で働く上で英語は「あまり重要ではない」と回答した方の理由
・コールセンターで働く場合、日本人が顧客で、英語がほぼ必要なかったから(マレーシア、アウトソーシングスタッフ、30代女性)
・生活で最低限必要な現地の言葉があれば、あとはなんとかなったから(台湾、日本語教師、20代女性)
・現地に行ってから仕事と生活をしているうちに自然に慣れてくるから(アメリカ、メーカー技術職、30代男性)

英語力の重要性について、経験者のコメントをまとめました。

英語の重要性は、働く国、職種、仕事などのシチュエーションによって変わるということだと思います。また、英語ではないスキルで補える、とコメントする方も多くいらっしゃいました。

 

【78人に聞いた】英語力以外で大事なスキルは?

海外で働いた78人に聞いた「英語以外に大事な能力・スキル」として挙げられたのは、「コミュニケーション能力」「異文化への適応能力」「自分で学習、努力できる能力」がトップ3でした。

トップ3の能力・スキルを挙げた理由として、回答されたものをまとめてみました。

英語以外の大事な能力として「コミュニケーション能力」と回答した方の理由
・日本で言うところの「行間を読む」のような常識がない国で、自分を理解してもらって相手を理解することが大事だと思った(マレーシア、アウトソーシングスタッフ、40代女性)
・英語が第一言語ではない外国では、現地の言葉を使うことで信頼された(ミャンマー、日本語教師、30代男性)
・言葉はコミュニケーションツール。コミュニケーションとは、ユーモアや思いやり、優しさ、臨機応変な対応など、人間力だと思う(トンガ、公務員、40代男性)

英語以外の大事な能力として「異文化への適応能力」と回答した方の理由
・日本の常識が通じない国で、現地の商習慣や「常識」を尊重、許容しながら仕事をすることでうまくいく(インド、メーカー企画職、30代男性)
・日本人から見ると現地スタッフは仕事に真剣味がないように見える。でも、そうした現地の人のペースを尊重することで良い関係が築ける(中国、人材営業職、30代女性)
・日本との違いにイライラするのではなく、好奇心で「なんでだろう?」と思える人は強い(ドイツ、メーカー営業職、30代男性)

英語以外の大事な能力として「自分で学習、努力できる能力」と回答した方の理由
・新しい環境に適応するために、自分の努力が必要だと思うから(コロンビア、公務員、40代男性)
・準備して海外に行っても、想定していないことがたくさん出てきて、努力が必要だったから(アメリカ、コンサルティング営業職、40代男性)
・シンガポールでは、日本で仕事をやっているとき以上に壁にぶつかる。(シンガポール、金融専門職、50代男性)

英語以外に必要なスキル・能力を挙げた理由についてまとめてみました。

なお、このアンケートでは、「海外で働いて良かったと思うか?」の質問に対して、81%が「とてもそう思う」、12%が「そう思う」と回答されました。

 

英語ができなくても働きやすい国はタイ、フィリピン、マレーシア

英語が話せなくても、日本人が仕事を見つけやすく、働きやすい国について解説していきます。

・英語が話せなくても仕事を見つけやすく、働きやすい国
タイ・フィリピン・マレーシア

一般的に、アメリカやヨーロッパの仕事は、経験と英語力が求められ、就労ビザの取得も難しいです。一方、アジアの国々は日本企業が多く進出していて求人数が多く、就労ビザの取得条件もゆるめです。

ここからタイ、フィリピン、マレーシアのそれぞれの特徴と求人例をご紹介します。

 

英語が話せなくても働ける国1:タイ

最初にご紹介するのは、世界で3番目に日本企業の進出数が多いタイです。タイには日本の製造業、Webマーケティング、BPOなどの会社が多く進出しています。日本食が手に入りやすかったり、日本人コミュニティが多かったり、初めての海外でも住みやすい環境があります。

タイで見つけやすい仕事:
工場の技術職、製造業の営業、コールセンタースタッフ、飲食店のスタッフ、Webマーケティング

タイの求人例がこちらです。

タイの求人例1:法人営業
仕事内容:産業機器の法人営業
想定月収:30〜36万円 (額面)
求められる英語力:不問
学歴要件:不問
その他要件:メーカーでの法人営業経験

タイの求人例2:コールセンタースーパーバイザー
仕事内容:日本人顧客の電話対応、日本人スタッフのマネジメント
想定月収:19〜25万円 (額面)
求められる英語力:不問
学歴要件:不問
その他要件:2年以上の管理職としての経験

タイの仕事を見つけられる転職サイトと転職エージェント:
dodaビズリーチカモメアジア転職RGFアデコタイランド

タイの求人が見つけられる転職エージェントはこちらの記事でまとめています。
参考記事>>【2024年版】タイの仕事が見つかる転職エージェント20選

 

英語が話せなくても働ける国2:フィリピン

次にご紹介する国は、求人が比較的多く、就労ビザをとりやすいフィリピンです。私もマニラにある日本企業で4年半働いていました。フィリピン人は英語のうまい人が多く、英語を学びやすい環境があります。フィリピンで働きながら英語を磨き、海外キャリアを切り拓くこともできます。

フィリピンで見つけやすい仕事:
工場の生産管理スタッフ、建設会社の技術スタッフ、営業、コールセンタースタッフ、Webマーケティング、語学学校のスタッフ

フィリピンの求人例はこちらです。

フィリピンの求人例1:留学カウンセラー
仕事内容:留学希望者のカウンセリング、SNS運用
想定月収:16〜31万円 (額面)
求められる英語力:不問
学歴要件:不問
その他要件:社会人経験3年以上

フィリピンの求人例2:日本語コールセンタースタッフ
仕事内容:SaaS系のサービスの電話対応
想定月収:15〜26万円 (額面)
求められる英語力:不問
学歴要件:不問
その他要件:社会人経験3年程度

フィリピンの仕事を見つけられる転職サイトと転職エージェント:
dodaビズリーチカモメアジア転職

参考記事>> 【2024年版】フィリピンの仕事が見つかる転職エージェント13選

 

英語が話せなくても働ける国3:マレーシア

3つめにご紹介するのは、「日本人が移住したい国」No.1を14年連続で記録したマレーシアです。治安と衛生環境が良く、物価が比較的低いなどの特徴があります。製造業やコールセンター、飲食店などが日本から進出しています。

マレーシアで見つけやすい仕事:
工場の品質管理スタッフ、コールセンタースタッフ、製造業の営業、飲食店スタッフなど 

マレーシアの求人例がこちらです。

マレーシアの求人例1:技術総合職
仕事内容:工場における品質や製造技術、生産性向上の取り組み
想定月収:28〜55万円 (額面)
求められる英語力:不問
学歴要件:不問
求められるスキル:コミュニケーション能力

マレーシアの求人例2:電気制御エンジニア
仕事内容:ファクトリーオートメーションマシンの制御回路プログラミング
想定月収:25.3〜38万円 (額面)
求められる英語力:不問
学歴要件:高卒
求められるスキル:ロボット制御の設計経験

マレーシアの仕事を見つけられる転職サイトと転職エージェント:
dodaビズリーチカモメアジア転職

タイ、フィリピン、マレーシアの3ヶ国が、英語が話せなくても仕事を見つけやすい国です。ほかにも、比較的仕事を見つけられる国々があります。

タイ・フィリピン・マレーシア以外で英語力不問の仕事を見つけやすい国
ベトナム、インドネシア、中国、台湾、カンボジアなど

続いて、英語が話せなくても就ける8つの職種と求人例をご紹介していきます。

 

英語が話せなくても就きやすい仕事はコールセンター、技術職、営業

英語が話せなくても就ける仕事は数多くあります。なかには、コールセンターのように、日本語で日本人の顧客だけを対応するような仕事もあります。

・英語が話せなくても就ける職種
コールセンター、技術職、営業、Webマーケティング、日本語教師、日本食料理人、美容師など

それぞれの職種と求人の例を紹介していきます。

 

英語が話せなくても就ける仕事1:コールセンター

英語が話せなくても就ける仕事として、コールセンターが1番に挙げられます。英語だけでなく、社会人経験や学歴が不問である場合もあります。

コールセンター、カスタマーサポートの仕事は、日本企業で日本の顧客を電話対応することになります。タイ、フィリピン、マレーシアなどの国々で見つけることができる求人です。

コールセンターの求人例がこちらです。

コールセンターオペレーターの求人例1:
仕事内容:日本語でのコールセンター業務
勤務地:タイ
想定月収:12万円〜23万円 (額面)
求められる英語力:不問
学歴要件:高校卒業
求められるスキル:基本的なPC操作、コミュニケーション能力

カスタマーサポートの求人例2:
仕事内容:フードデリバリーサービスのカスタマーサポート業務
勤務地:マレーシア
想定月収:24万円〜 (額面)
求められる英語力:不問
学歴要件:高校卒業

コールセンターの仕事を見つけられる転職サイトと転職エージェント:
dodaビズリーチカモメアジア転職RGFアデコタイランド

 

英語が話せなくても就ける仕事2:技術職

製造業や建設会社などの業界で技術職のご経験がある方は、英語が話せなくても海外で働く仕事が見つけやすいです。海外で役立つスキルや経験は英語ではありません。技術スキルで海外で活躍することもできます。

技術職の求人例がこちらです。

技術職の求人例:生産管理スタッフ
仕事内容:工場の生産計画立案、部材購入、販売管理など
勤務地:タイ
想定月収:30万円〜44万円 (額面)
求められる英語力:不問
学歴要件:不問
その他要件:生産管理、生産計画立案の業務経験

技術職の求人例:施工管理スタッフ
仕事内容:施工現場における進捗・品質管理
勤務地:インドネシア
想定月収:19万円〜47万円 (額面)
求められる英語力:不問
学歴要件:4年制大学卒業
その他要件:建築・建材関係の業務経験

技術職の仕事を見つけられる転職サイトと転職エージェント:
dodaビズリーチカモメアジア転職RGFアデコタイランド

 

英語が話せなくても就ける仕事3:営業

英語力不問の営業の求人も見つけることができます。営業の求人は、営業先が日本人の顧客あるいは外国人だけど社内に通訳がいるかのどちらかの場合が多いです。タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシアなどの国々でこうした営業の仕事を見つけられます。

営業の求人例をご紹介します。

法人営業
仕事内容:生産管理・在庫管理システムの法人営業
勤務地:ベトナム
想定月収:27〜30万円
求められる英語力:不問
学歴要件:4年制大学卒業
その他要件:社会人経験3年以上

営業の仕事を見つけられる転職サイトと転職エージェント:
dodaビズリーチカモメアジア転職

 

英語が話せなくても就ける仕事4:Webマーケティング

Webマーケティングもコールセンターの仕事と同様、海外に拠点を置いて日本の企業向けにサービスを提供している場合があります。英語力不問のWebマーケティングの仕事は、タイやフィリピンで見つけやすいです。

Webマーケティングの求人例をご紹介します。

Webマーケティング
仕事内容:Webマーケティング、SNSマーケティング
勤務地:タイ
想定月収:20〜47万円
求められる英語力:不問
学歴要件:不問
その他要件:WEBマーケティング業務経験2年以上

Webマーケティングの仕事を見つけられる転職サイトと転職エージェント:
dodaビズリーチカモメアジア転職

  

英語が話せなくても就ける仕事5:日本食料理人

日本料理は世界的に人気の料理です。現地の所得レベルが高い地域、都市に日本人シェフがいる日本料理屋があります。ここまでほとんど東南アジアの求人を紹介してきましたが、日本食料理人はタイミングによって欧米でも求人が見つけられます。

日本料理店の求人例がこちらです。

日本料理店料理人
仕事内容:日本料理店における料理、タイ人への指導
勤務地:タイ
想定月収:24万円〜 (額面)
求められる英語力:不問
学歴要件:不問
その他要件:日本料理の調理経験を10年以上

日本料理店の仕事を見つけられる転職サイトと転職エージェント:
dodaビズリーチカモメアジア転職

 

英語が話せなくても就ける仕事6:日本語教師

日本語教師もまた、英語が話せなくとも海外で就ける仕事の1つです。海外の日本語学習者は7割以上がアジア出身者とも言われ、東アジアや東南アジアを中心に日本語教師の求人があります。

日本語教師の求人例をご紹介します。

日本語教師
仕事内容:日本大学進学を目指す外国人への日本語指導
勤務地:スリランカ
想定月収:4.6万円〜 (宿舎は会社から提供)
求められる英語力:不問
学歴要件:4年制大学卒業
その他要件:日本語教育養成講座420時間課程修了あるいは日本語教育能力検定合格者

日本語教師の仕事を見つけられる転職サイトと転職エージェント:
dodaビズリーチカモメアジア転職

 

英語が話せなくても就ける仕事7:美容師

日本人の人口が多い国・都市では、日本人向けの美容室があり、日本人の求人があります。美容師の求人は、タイ、シンガポールなどでみつけられる場合があります。

美容師の求人例をご紹介します。

美容師
仕事内容:ヘアスタイリスト / サロン運営に関わる業務全般
勤務地:シンガポール
想定月収:35万円〜 (額面)
求められる英語力:不問
学歴要件:不問
その他要件:日本の美容師免許、スタイリスト歴3年以上

美容師の仕事を見つけられる転職サイトと転職エージェント:
dodaビズリーチカモメアジア転職

 

英語が話せなくても就ける仕事8:塾講師

日本人の人口が多い国・都市では、日本人向けの学習塾があり、日本人の求人があります。学習塾の求人は、タイ、シンガポール、中国などでみつけられます。

学習塾講師の求人例をご紹介します。

学習塾講師の求人例
仕事内容:小学生・中学生向けの学習指導
想定月収:28〜33万円 (額面)
求められる英語力:不問
学歴要件:4年制大学卒業

学習塾講師の仕事を見つけられる転職サイトと転職エージェント:
dodaビズリーチカモメアジア転職

 

フルリモートで日本の仕事をする手段もある

最後に、働き方の観点として、日本の仕事をフルリモートで海外でやるという手段もあることを触れておきたいです。フリーランスを一番に思い浮かべますが、コロナをきっかけに会社員でありながらフルリモートで海外で働く人も増えてきています。

近年デジタルノマドという働き方が増えており、ノマドワカービザを発行する国と地域が増えてきました。

ノマドワーカービザを発行している国と地域
🌏アジア
🇹🇭タイ、🇹🇼台湾、🇱🇰スリランカ、🇦🇪ドバイ、🇲🇾マレーシア

🌍ヨーロッパ
🇪🇸
スペイン、🇨🇿チェコ、🇩🇪ドイツ、🇳🇴ノルウェー、🇭🇺ハンガリー、🇮🇸アイスランド、🇵🇹ポルトガル、🇬🇪ジョージア、🇪🇪エストニア、🇱🇻ラトビア、🇬🇷ギリシャ、🇭🇷クロアチア、🇦🇱アルバニア、🇲🇹マルタ、🇷🇴ルーマニア、🇨🇾キプロス

🌍アフリカ
🇨🇻カーボベルデ、🇸🇨セーシェル、🇳🇦ナミビア、🇲🇺モーリシャス

🌏カリブ諸島
🇰🇾ケイマン諸島、🇦🇮アンギラ、🇬🇩グレナダ、🇦🇬アンティグアバーブーダ、🇨🇼キュラソー、🇱🇨セントルシア、🇩🇲ドミニカ、🇧🇸バハマ、🇧🇲バミューダ諸島、🇧🇧バルバドス、モントセラト

🌎中南米
🇦🇷アルゼンチン、🇲🇽メキシコ、🇪🇨エクアドル、🇨🇷コスタリカ、🇵🇦パナマ、🇧🇷ブラジル、🇧🇿ベリーズ

 

ノマドワーカービザを取得するためには条件をクリアする必要があります。一方、日本人が観光ビザで長期滞在できる国々も多いです。まずは、こうした国々でリモートワークを体験してみるのも良いと思います。

観光でも長期滞在できる国々
・🇵🇭フィリピン 3年
・🇬🇪ジョージア 1年
・🇵🇪ペルー 6ヶ月
・🇨🇦カナダ 6ヶ月
・🇬🇧イギリス 6ヶ月
・🇲🇽メキシコ 6ヶ月
・🇦🇲アルメニア 6ヶ月
・🇫🇯フィジー 4ヶ月
3ヶ月滞在できる主な国々
・🇰🇷韓国
・🇹🇼台湾
・🇭🇰香港
・🇲🇾マレーシア
・🇹🇷トルコ
・🇦🇷アルゼンチン

・🇳🇿ニュージーランド
・🌍シェンゲン協定加盟国(ヨーロッパ27ヶ国)

フルリモートでできる会社員の仕事を見つける:
dodaビズリーチリクルートエージェント

フルリモートでできるフリーランスの仕事を見つける:
クラウドワークスITプロパートナーズランサーズ

 

海外就職で失敗しないためのポイント

英語が話せなくても仕事が見つけやすく働きやすい国と職種を紹介してきました。ここでは、その海外就職で失敗しないためのポイントをご紹介します。私はここに紹介する3つが特に大事だと思います。

海外就職で失敗しないために
・海外転職エージェントを賢く使う
・時間があるときに英語の勉強をしておく
・仕事に就いた後は、次のキャリアに向けて準備する

それぞれ説明していきます。

 

転職エージェントを賢く使う

まずは、転職エージェントに登録してキャリアカウンセラーに相談することをおすすめします。海外就職や海外の求人に詳しいカウンセラーに相談ができ、これまでのキャリアの棚卸しや海外転職を実現できそうな求人を紹介してくれます。とくに初めて海外就職をする方にとっては心強いサポートになるはずです。転職エージェントは無料で使うことができます。

転職エージェントから無料で得られるサポート
・キャリアカウンセラーに相談できる
→キャリアの棚卸しや海外転職のアドバイスがもらえる
・非公開の求人を紹介してもらえる
・履歴書にアドバイスをもらえる
・面接前にアドバイスを受けられる
・面談日時を調整してくれる
・給与や条件面の交渉をしてもらえる

求職者が無料で転職エージェントを使えるのは、求人を出している企業が転職エージェントにお金を払っているからです。そのため、転職エージェントはなるべく求職者と企業とをマッチングさせようとします。転職エージェントに相談できるところは相談しつつ、自分に合わない求人は断りましょう。

ただ、転職エージェントは今すぐ転職しない人も気軽に使って良いサービスです。

私も使ったことがあり、おすすめの転職エージェントはこちらです。相性の良いエージェント、多様な求人に出会うために2〜3のエージェントに登録することをおすすめします。

海外転職専門のキャリアカウンセラーに相談できる→doda
より条件の良い求人を多く扱っている→ビズリーチ
リクルートグループでアジア専門のエージェント→RGF

海外の仕事を見つけられる転職エージェントをまとめました。
参考記事>> 【2024年版】海外転職のためのエージェント12選|海外で働く夢を叶える

 

英語ができるに越したことはない

英語が話せなくても就ける仕事を紹介してきました。しかし、英語や現地の言葉ができるに越したことはありません。渡航前に時間あれば、英語を学んでおくことをおすすめします加えて、現地ではたらき始めてからも、英語を学ぶと役に立つはずです。英語が話せることで、より条件の良い仕事にも就けるようになります。

手軽に英語を学ぶには、オンライン英会話がおすすめです。私も何年も使ってきた2つのサービスを紹介します。いずれのサービスも無料体験レッスンを受講できます。

明るく愛想が良いフィリピン人からビジネス英語を学べる:Bizmates(ビズメイツ)
日本人からも英語を学べる:DMM英会話

  

仕事に就いた後は、この先のキャリアも考える

海外で働くことは、新しいキャリアのスタートにもなります。仕事をしていくなかで、他の国で働きたくなったり、日本に戻ってきたくなったりということがあると思います。将来のより良いキャリアを切り拓くためにも、スキルを磨いていくことをおすすめします。スキルとは具体的に、以下のようなものがあります。

この先のキャリアで役立つスキル、経験の例
・英語力:この先海外キャリアを歩みたい場合はとくに身につけたい
・チームマネジメント:とくにアジアは社員の平均年齢が若く、チームリードを任されやすい
・プロジェクト管理能力:外国人を含むチームでプロジェクトを成功させる
・柔軟性と適応力:海外経験で自然とつく部分もある。経験年数が次のキャリアへの説得材料にもなる
・専門的な技術:特定の業界や職種に関する専門知識
・ネットワーキング:海外の人との出会いで次のキャリアが拓けることがよくある

ここに示したようなスキル、経験を積むことで、「なれる自分」を広げ、自分が望む職についていくことができると思います。

 

英語不問の海外求人を見つけやすい転職エージェント3選

海外の仕事を見つけるための求人サイトをご紹介します。多くのサイトがありますが、特に掲載求人数が多く、エージェントからのサポートも得られる、ビズリーチ、dodaがおすすめです。

 

ビズリーチ|待遇が良い求人に出会える

最初にご紹介するのはビズリーチです。ビズリーチは、ほかの転職サイト・エージェントよりも給与などの条件が良い求人を見つけやすいです。

企業や”ヘッドハンター”と直接やりとりし、求人の確認や応募をすることができます。ヘッドハンターとは、ビズリーチの登録者をスカウトしたり、条件の合う求人を紹介してくれたりする人たちです。

会員登録をしたからといって面談を求められたり、電話がかかってきたりはしません。まずは求人を見たい、自分のペースで転職活動をしたいという方にもおすすめです。

ビズリーチの特徴:
・給与などの待遇が良い求人が多い
・登録することで紹介してもらえる非公開の求人も多い
・求人を紹介してくれる複数の担当者にコンタクトできる
・海外就職に詳しいコンサルタントに相談できる
・海外だけでなく、日本国内の求人も豊富にある

海外勤務の公開求人数:4,667 (2024年1月3日時点)
【公式ウェブサイト】https://www.bizreach.jp/
(求人数は日本国内配属後、海外勤務になる可能性がある求人を含んでいます)

サイト内で「海外勤務求人特集」が組まれており、高待遇の案件を確認することができます。

 

doda|グローバル転職のプロが無料で充実のサポート

次に紹介するのは、日本国内転職サイトとしても大手のdodaです。海外転職の求人も多数扱っていて、サポートが充実しています。

海外就職活動を始める前の相談、キャリアやスキルの棚卸し、英文履歴書の作成、応募企業との調整など、すべて無料でサポートしてくれます。

特にアジアの転職に特に強く、各国の転職・生活事情をウェブサイトで発信しているほか、無料オンラインセミナーも定期的に実施しています。

dodaの特徴:
・カウンセラーへの相談や履歴書の添削など無料サポートが充実

・ウェブサイトにアジア転職情報が豊富に掲載されている
・定期的に無料セミナーがあり、情報収集ができる
・アジアの海外転職に強い
・日本国内の大手企業の求人も多い
・英語力に自信がない方向けの求人も扱っている

海外勤務の公開求人数:725 (2024年1月3日時点)
【公式ウェブサイト】https://doda.jp/

 

アジアカモメ転職|情報豊富なアジア転職サイト

カモメアジア転職はアジアの求人を取り扱う転職サイトです。直接相談できるカウンセラーのような方はいませんが、ウェブサイトに各国の求人情報、生活情報が多く掲載されています。まずは、どんな求人があるか見てみたい、という方におすすめのサイトです。

アジアカモメ転職の特徴:
・アジアの求人数が豊富

・海外の生活情報や転職体験談が豊富に掲載されている
・転職サイトなので、カウンセリングや履歴書添削などのサポートは受けられない

・自分で主体的に転職活動を進めていく方におすすめ
・サイトに掲載されている海外転職コラム、体験談も参考になる

海外勤務の公開求人数:1,981 (2024年1月3日時点)
【公式ウェブサイト】https://kamome.asia/

海外転職のサポートをしてくれるエージェントはこちらのページにまとめています。
参考記事>>【2024年版】海外転職のためのエージェント12選|海外で働く夢を叶える

 

まとめ|英語が話せなくても海外で働ける

英語力がなくとも就ける仕事、働ける国を紹介してきました。

この記事のまとめ
・海外で働く上で必要な英語力は、国と仕事による。英語力がなくても海外の仕事にチャレンジしてきた人が多数いる。
・英語力以外に大事なスキルは「異文化への適応能力」「コミュニケーション能力」「自分で努力、学習する能力」。そうした能力・スキルで言葉の壁を補うことができる。
・英語が話せなくても海外就職しやすい国はマレーシア、タイ、フィリピンなど。
・英語が話せなくても就きやすい職種はコールセンター、営業、技術職、日本語教師など多数あり。

 

海外に行く決断をすることは、強制的に「自分を変える」良い方法だと思います。海外に行くことで、住む場所も、つきあう人も、日々やることも変わります。

私はこれまで、オーストラリアへワーキングホリデー、カナダへ留学、インドで海外駐在、フィリピンで現地採用の就職を経験してきました。海外に行きたかったということもありますが、「なかなか変われない自分」を変えるために、決断してきました部分もあります。

それぞれの国で苦労はありましたが、なんとかなりましたし、貴重な経験を積むことができました。

一度きりの人生、思い切った決断をして人生を楽しむことをおすすめします。

 

はじめての海外就職で不安な方に向けて、このブログの著者である私が、海外就職の相談を無料で受けています。気軽にLINEで相談してみてください。